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本一覧 早見表
| 学校内 | バックマンでの初日 | 1F |
| 病院での一日 | 1F | |
| 微笑み | 1F | |
| 2階 | 2F | |
| 私のおじいさん | 2F | |
| 彼女は行方不明 | 2F | |
| 終わらない戦い | 1F | |
| うつ病の症状 | 2F | |
| これが真実 | 2F | |
| 劇場 | 注目の的 | MAP右下 |
| 失われた家 | MAP左下 | |
| 美術館 | 見てるだけの人たち | 2F |
| 鉱山 | 1F | |
| 体育館 | 体育の授業 | 1F |
| クーパー | 1F | |
| 屋外 | 鉱山での仕事 | ストリート |
| 老人 | 学校の中庭 | |
| あっちへ行け | 学校の中庭(地下) | |
| 自業自得 | 学校の中庭(地下) | |
| 檻の中 | 体育館屋上 | |
| 岩の人々 | 学校の中庭 |












学校内 9冊
バックマンでの初日


バックマンでの初日
ここにはいたくない。
家に帰りたい…友達に会いたい…
廊下でいとこに会うこともあるけど、彼女は別のクラスだから、私はいつも一人ぼっち。
他のみんなは、おしゃべりできる友達がいるみたい…
その中にどうやって入れてもらえばいいの?
会ったときにすぐあいさつしたらよかったわ。もう遅いわね…
先生から、クラスのみんなに自己紹介しろって言われたけど、緊張して何も言えなかった。
そしたら席に座らされた。
顔を上げると、みんなが私をじっと見ていた。
でもみんな微笑んでいたわ…
もしかしたら、ここはそれほどひどい場所じゃないかも…新しい友達ができるかも…
病院での一日


病院での一日
今日はみんなで病院に行った。
おじいさんが病気になると、私たちはいつもここに来る。
病院はとても静かで、廊下を走ると怒られる。
ママとパパがささやくような声でケンカしてるのが聞こえる。
すべてが終わったら、ここにはもういられないって言ってる。
それってどういう意味?引越ししないといけないって…
おじいさんがいなくなったら、もうここにいる理由はないって…どういうこと?
病気はきっとよくなるわ。
おばさんが住んでるベセルウッドに引越しするって、ママは言ってるけど…
微笑み


微笑み
みんな私のことがきらいなんだ。
ママは私に「にっこり笑っていい子にしてなさい」って言う。
そうすれば、みんな友達になってくれるって。
本当かどうかわからないけど、今日はそれを試してみた。
「あっちへ行け」とか「お前がここに来る前のほうが楽しかった」とか言われても、
何も言い返さずに笑ってみた…でもどうして?全然ダメ!
トイレに行って、鏡で自分を見たけど…いい笑顔だと思うわ。
でも全然効果がないのは、私がずっと泣いてるから?
2階


2階
2階は怖い。
2階には実験室があって、授業で実験をするときは2階へ行かないといけない。
そこには年長の意地悪な子供たちがいる。
クラスメイトは私のことをからかうけど、2階の子供たちは…もっとひどい。
みんな本当に怖い。
ただいたずらが好きとかじゃなくて、あの子たちは本当に怪物なんだと思う。
できるだけ近寄らないようにしてるけど、下校のときに何人か追いかけてくる。
サリーに言えば…助けてくれるかも。
私のおじいさん


私のおじいさん
私のおじいさんは世界一カッコいい人よ。
あの変な形の大きな鼻もカッコいいし、それに人生の話をたくさんしてくれる。
私も大きくなったら、おじいさんみたいに世界中を旅するんだ!
おじいさんは私と会うといつも喜んでくれる。
おじいさんの家にはよく行ったけど、もうその必要はないわ。
だって今日から私たちと一緒に住むことになったの!
これから毎日が楽しみ!
でも引っ越しでおじいさんは疲れていたから、今日は遊べなかった。
じゃあ何かお話をしてって頼んだけど、おじいさんは眠かったみたい。
途中までしか話を聞けなかったわ。
私はおじいさんのために何かしてあげたかったから、眠りにつくまで、髪をといてあげた。
満足そうだった。
おじいさんが来てくれて、本当に幸せよ。
彼女は行方不明



彼女は行方不明
今日はランチを一人で食べた。毎日一人よ。
私が何をしたって言うの?
誰も私と話そうとしない。
彼女に会って、このことを知らせないと。
でもいつもあの子は見つからない。
彼女の邪魔はしたくないけど、とても悲しくて、
放課後何をすればいいか、どこへ行けばいいかわからないし…
ベルが鳴るとすぐ、カバンに持ち物を全部放り込んで、出口へ急ぐ。
彼女が友達といるのを見て、一緒についていきたくなる…
でもゲームセンターへ向かう彼女は、ずっと遠くのほうにいるし…
今日は出口で彼女を捕まえようと頑張ったけど、全然追いつけなかった。
あれはわざとなの?私を置き去りにしようとしてるの?
終わらない戦い


終わらない戦い
私には殺すことぐらいしか能がない…みんなそう思っている。
確かに殺すことに関しては、私はいい腕をしている。
唯一の特技と言っていいだろう。
私はここでは厄介者だ。
まぁそれも当然だが…彼らを責めることはできない。
ここは静かで平和な町だ。
そして私は…信心深いほうではないが、悪魔が実在することは知っている。この目で見たからだ。
悪魔は毎晩私の耳にささやきかけた。
頭が狂いそうになった。
私の仲間を…戦争から戻ってこなかった友達のことを思い出した。
私が心の安らぎを見つけることはないと悪魔は言った。
彼らのように安らかには眠れないと。私には戦いが待っていると、悪魔はそう言った。
そしてその言葉は正しかった。
私は恐怖におびえた。
正気を失うことが、自分が自分でなくなることが恐かった。
ガレージに銃を全部しまい込んで、こう思った。
「お前は崩壊寸前だ。すべてを失ったあの呪われた場所で、お前は心も失ったんだ。
仲間も、人間らしさも、お前のすべてを…」。
それは私の耳にささやく悪魔の声だった。
毎日、毎時間、毎秒のように…
ここにチケットがある。
この町から永遠におさらばするために使おうとしていたものだ。
でもそうしなくてよかった。本当によかった!
もう怖くなんかない。何が怖いもんか!
これまで人生でしてきたことには意味があったと、やっとわかったんだ。
怪物たちはここにいる。
奴らは血と火薬の匂いを漂わせながら、この町のすべてを破壊した。
私は戦う。やっと自分の得意なことを、思う存分やれる時が来た。
頭の中の悪魔が微笑んでいる。
昔の仲間たちは…目を緑色に輝かせながら、私と一緒にここにいる。
彼らには何もかもが見えている。
私のことを誇りに思ってくれている。
そうだ、そうに決まっている。私はここで運命を全うしよう。
うつ病の症状


うつ病の症状
私は几帳面で合理的な人間だと自分では思っている。
少なくとも昔はそうだった。
鉱夫たちが患うさまざまな精神疾患の専門医として、私は名を知られていた。
名声も富も実績もあった。
それなりにいい人生を歩んでいたのだ。
そんなある日、鉱山業界の大手であるトム社が私に巨額の報酬を提案した。
その仕事は、ベゼルウッドというメイン州のどこかの小さな鉱山町で、専門医として働くことだった。
鐘には困っていなかったが、私は引き受けた。
平和で静かな暮らしにあこがれていたし、引退前の最後の職場にはいいかもしれないと思ったからだ。
だがいざ着任すると、精神保健課に医者が12人もいることを知った。
信じられない数だ。
だがしばらくして、現場の鉱夫たちに起きていたことをこの目で見たとき、その理由がわかった。
今思えば、12人でも足りないぐらいだった。
あの炭鉱夫たちは…壊れていた。
言葉では説明できないが、とにかく彼らの精神は何らかの原因で崩壊していた。
でもどうしてだろう?
町は美しく、住む場所としてはまったく悪くない。
労働環境が例外的に過酷というわけでもなく、給料もそこそこだ..
にもかかわらず、普通の暮らしをしている普通の人たちに、重度のうつ病の症状がしばしば見られた。
しかも、それ以前には何の兆候もなかったのに、朝目覚めると突然発症しているのだ。
私は出来る限りのことをして、彼らを助けようとした。
だが精神保健課の全員で力を尽くしても、彼らを助けることはできなかった。
そうするうちに、数名の鉱夫が突然姿を消した。
何が起こっているのかわからなかった。
あれほど理解に苦しんだことはそれまでなかった。
私は辞職を考えた…
だが辞められなかった。
事件のあと、精神科医はほとんどみんな辞めることを決めたが、私は残ることにした。
辞めようと思えば辞められるが、あえてそうしなかったのだ。
火事が起こったのは、炭鉱夫の1人の診察が遅れたせいかもしれない。
真相はわからない。
出勤に使っていたケーブルカーのチケットを今でも持っているが…
それを見ると、あの頃を思い出す。
鉱山を、そして自分の失敗を…いつかあの人たちに償いをしよう。
そしてこころの安らぎを得よう。
そうすれば、もうこのチケットを持っている必要はなくなるはずだ。
これが真実



これが真実
やっぱりそうか!思ったとおりだ!
あのバカどもは私の正気を疑ったが、おかしいのは連中の方だ。
あいつらには何も見えていない
真実はずっと目の前にあったのに!
山が呪われているという数々の伝説は、地元では有名だった。
みんな聞いたことがあるはずだ。
だが大事なのはその位置だ。
どこでもいいという話じゃない。
だからトムは山の秘密を探るために、ここを掘ることにしたんだ!
そして1960年代に3人の炭鉱夫が行方不明になり、
人々は鉱山が本当に呪われていると噂し始めた。
そこで奴らは何をしたか?
証拠を隠滅して、ただの事故だと主張した!
事故だって?そんなわけがない。
トムのような民間会社が新しい町の建設資金を出すのはおかしい。
そう思うのは私だけか?
何のために?訴訟を避けるため?
トムは数百万ドルという大金を支払ったが、理屈に合わない。
民間企業に払えるわけがない。
政府、あるいはそれより大きな何かが関与していた違いない。
とんでもない事件の背後には必ず黒幕がいる。
それに他の行方不明者たちはどうなった?
ベセルウッドでは過去30年間で謎の失踪事件が6件も起こった。6件だ!
消息が分からなくなる前、彼ら全員にうつ病の症状が出ていた。
なのに誰もこの件と関連があると思っていない。
同じことの繰り返しだ!なぜこんなことに?
それはあの山を再び掘り始めたからだ。
そしてついに、私にはすべてがわかった。
私はあの行方不明者たちを見つけた!
彼らは…これまでずっとここにいたのだ!
彼らはベセルウッドに…あるいは時空が歪んだ別のベセルウッドにいる。
平行世界のようなものかもしれない。
ここは忘れ去られた者たちが割れ目から落ちて、最後に行きつく場所だ。
そして私は今、彼らと一緒にここにいる。
誰も私の言うことを聞こうとしなかったが、今度こそ聞かせてやる。
カメラは用意した。すべて写真に残そう。
あとはあのエイリアンたちに脳みそを食われる前に、ここから出る方法を見つけるだけだ。
まるで目から放射線をはなっているような奇妙な女性に会ったが、彼女は私の母に似ていた。
よくわからないが、おそらく幽霊だろう。
彼女は私に、私が見つけたチケットを使ってここから逃げろと言った。
大丈夫だ。怪物たちはカメラのフラッシュを怖がるから、それで対抗できるだろう。
私は戦い、そして勝ってみせる。
他のみんなのように石なんかになるものか。
劇場 2冊
注目の的


注目の的
どうしてみんな私を見て笑うの?
私が何をしても、みんな私の言ったことや話し方をバカにするの。
お笑い番組の出演者になった気分よ。
私が授業で間違った答えを言ったり、体育の時間につまずいたりすると、次の日にその噂が広まっている。
みんなが集まっているのを見ると怖くなる。
だった絶対私のことを離しているから。
私のどこがいけないの?もうどこか人の目が無いところへ行きたい。
でもそんな場所はないわ!
友達がほしいと思ってたけど、もう友達なんていらない。
私のことはほっといて。
どこかに行って静かにしていれば、みんな私を忘れてくれるのかな…
失われた家


失われた家
火事、鉱山、それにこの…このうるさいスピーカーから聞こえてくる声。
どうすればいいのかわからない。
ただ…ただ我慢するだけで精一杯だ。
地すべりが起きたとか、直ちに避難せよとか、恐ろしいメッセージが緊急放送で流されている。
トムの社員たちがここへ来たとき、お願いだからジェイコブを探させてくれと懇願した。
彼が見つからないと必死に伝えたが、連中は私を引きずり出した。
その数分後、町全体がものすごい量の岩で押しつぶされ、火が、そして灰が…
ああ、なんということだ…
彼らは聞く耳を持たなかった…
私はあそこへ戻らなければ、そして彼を探さなくてはならない。
だが彼らはそれを許しはしない。
今私は町の住民たちと一緒に、二段ベッドで満杯になったこのみすぼらしいシェルターで囚われの身になっている。
一体どういうことなんだ?
私には自分の人生があったのに、どうしてこんなことになってしまった?
トムから来た連中の周りにみんな集まっている。
町を一から作り直して、住民には新しい住宅を与えるとか、そんな話をしている…
その知らせを聞いて喜び、祝っている者たちさえいるが、まったくどうかしてる!
私はそんな話を聞いてはいられない。吐き気がする。
ここから出なければ。ベゼルウッドに戻らなければ…私の家がある場所に。
そこにはジェイコブがいる。
あの岩の下に…私はケーブルカーのチケットを持っている。
鉱山にいるジェイコブに会いに行くために買ったこのチケットを、一体どうすればいい?
持っていても、もうどこへも行けやしない。
ケーブルカーの目的地にはもう何もない。
あるのは岩に埋まった私の人生の残骸だけだ。
私たちの人生の…
美術館 2冊
見てるだけの人たち


見てるだけの人たち
もっといい子になって、もっと笑顔を見せれるようにがんばってる。
みんなから隠れようとしても…それでもまだ見られている気がする。
誰かに笑われたり、何かを取られたり、傷つけられたりすると…いつも別の誰かがそれを見ている。
その人たちは何が起こってるのか知ってるのに、何もしない。
誰も私を助けようとしないし、先生を呼ぶ人もいない…ただ見てるだけ。
いじめっ子たちが私にひどいことをするのは、私のことがきらいだから。
でもただ見てるだけで何もしない人たちは…あの人たちも、私をきらってるの?
鉱山



鉱山
今日は他人の家に入り込んだ。
怪物たちに追われていたので仕方なかった。
逃げ込むように直接窓から入った。
つまり…窓ガラスを割って。
その家は外から見るとごく普通だったが、中は…まるで鉱山だった。
パイプの割れ目から水蒸気が漏れていた。
採掘道具やライト付きヘルメット、ワゴンにつるはし…
通路の壁に貼り付けられたトムのポスターもあった。
その洞窟のような通路には線路が敷かれていて、奥の暗闇へとつながっていた。
どうしてそんなことが…何もかもおかしすぎる。
私は本当に気が狂ってしまったようだ。なぜかって?
だって余りにも理屈が通らなすぎる。
もういい加減にしてくれ!光が見えたと思ったのに!
精神分析学の専門家で、指折りの医師である私がこのザマだ…
仕事柄、潜在意識を解釈することには慣れている。
その観点から、少しすると周囲の悪夢に規則性があることに気付いた。
すなわち、私の心に合わせて周囲の様子が変化するのだ。
私はクモが嫌いだから、クモの化け物に追いかけられている。
弟と6年間も話をしていないことに罪悪感があるから、弟の偽物が私を追いかけ回す。
薄気味悪い緑色の目のあいつが…これはシナリオ化された悪夢だ。
その作者が誰かは知らないが、すべては自分の頭の中から生まれたものだ。
私はそう確信した。
だが行ったことがない場所…例えばこの乱雑な家や下水道へ入ると、鉱山が見える。
鉱山だって!?
どうしてだ?なぜ鉱山が?
もしかすると伝説は本当なのかもしれない。
トムの古株がよく言っていた地元の話によると、山は呪われていて、
まるでハエジゴクがハエを捕まえるように、一人また一人と人間を閉じ込めるそうだ。
そういうことが、もう何年も前から続いているらしい。
私もその一人になったのだろう。
ポケットの中にはケーブルカーのチケットが1枚入っている。
おそらくすべて私の想像にすぎないのだろう。
家に帰りたい思いが作り上げた、無意味な妄想に私はすがりついているのだ。
それで説明がつく…優秀な精神分析医として、そう結論付けるべきだ。
これですべてわかった。だからと言って救われるわけではないが。
ここから逃げることは決してできない。
体育館 2冊
体育の授業


体育の授業
毎日が怖い…学校はどんどんひどくなる。
学校に行きたくないから、病気だってママにウソをついた。
今日は体育の授業がある。一番嫌な授業。
みんな私をからかって、突き飛ばしたり、床に投げ倒したりする。
この前の体育の授業では、いじめっ子の一人にけられた。
他の子たちはそれを見ているだけで、何もしなかった。
ただ私を泣き虫だと言ってからかった。
先生に話しても、「みんなと遊びなさい」って相手にしてくれなかった。
泣かないように歯を食いしばったら、息がつまりそうになった。
みんなが私を見て笑っていた。
ママは私の話を信じてくれた。
「今日はベッドで寝ていなさい」と言われた。
ベッドの中ならそんなに怖くないけど、涙が止まらなかった。
もしかしたら、みんなの言うとおりかも。
私は本当にどうしようもない子なのかもしれない。
クーパー


クーパー
かゆい!かゆすぎる!狂ったようにかきむしってしまう。
看護師にはかくなと言われたが、この苦しみを知らないからあんなことが言えたのだろう。
あああ!いなくなってよかったのはあの看護師たちくらいだ。
あいつらは本当にバカで役立たずだった。
連中は軽蔑の眼差しで私を見ていた。
私をおぞましく思っていた。
確かにこの肌はおぞましい。
赤く焼けて皮膚の一部がぼろぼろと落ちていく。
絵はがきのデザインには到底無理だ。
それにこのかゆさと言ったら!
ああ、あの痛み止めは一体どこに行った?
肌はますますひどくなっている。
血も出始めたので、部屋を出てあの怠け者の看護師たちに向かって叫んだが、彼らはそこにいなかった。
もうどこにもいない!
廊下へ出て歩き回り、痛み止めを探したが、人っ子一人いなかった。
あの時、ここに何が潜んでいるのかを知っていたら、あんな大声は出さなかった…
あの怪物が私の叫び声を聞きつけたのだろう。
奴はどこからともなく飛び出してきて、狂人のように叫びながら、私の頭を引きちぎろうとした。
それが何だったのかはさっぱりわからないが、人間には見えなかった。
肌は私の肌のように、気味悪く赤くひび割れていた…だがその顔は…上下が逆さだった。
あの巨大な口と鋭い歯…まるで悪夢だ。
飼っているラブラドールのクーパーがいなければ、私はその場で死んでいただろう。
クーパーがどうやって私を探し出したのかはわからないが、
間一髪のところで彼が現れて、怪物の気がそれたおかげで、私は逃げることができた。
そして今、私はこの部屋で閉じこもっている。
クーパーを膝の上に抱き、できる限り音を立てないようにしている。
だがかゆくて仕方ない。
かかずにはいられない…静かにかこう。
私の肌は…
あの怪物の肌のようだ…
私もあんな風になるのか?
だからこの病院に置き去りにされたのか?
乾癬だと思っていたが…もしかしたらまったく違うものなのかもしれない。
もっと、もっと深刻な他の何かなのかも…
まさかこんなみじめな場所で死ぬことになるとは…クーパーがいることがせめてもの救いだ。
彼は本当にいい犬だ。
クーパーは私を気味悪がったりしない。そうだろう、クーパー?
でも彼の目はどうしたんだろう。緑に光って見える。
だが間違いなくクーパーだ。
私が7歳のときに死んでしまったクーパーが、私のために帰ってきてくれたのだ。
屋外 6冊
鉱山での仕事

鉱山での仕事
辞めるべきだった。こんなバカバカしいことはやってられない。
嫌で嫌で仕方ない。鉱山も忌々しい。
愚かな同僚たちにもうんざりだ。
みんな肩をすくめて、「すべて上手くいく」と言うだけだ。
トムのことも、そして彼らの奇妙な方針も、定期的に行われる人を傷つけるような心理検査も、何もかもが憎い。
異変が起きていることになぜ気づかない?
思い違いなんかじゃない。
ここには確かに何かが存在している。
この呪われた鉱山の奥に。
道中は問題に対処している振りをするだけで、本当は何もしていない!
裁判を避けるために、労働者には精神科医があてがわれている。
来る日も来る日も、私たちはあの地獄のような穴へ送り込まれ、
人を狂わせる暗闇の中で息をしている。
そしてそれはすべて、あの奇妙な赤い石を掘るためだ。
ここは石炭の鉱山じゃなかったのか?
今まで私は一体何をやらされていたんだ!?
辞めるべきだった。でも今となってはもう遅い。
私は人生を棒に振った。
今はソファーに座って恐怖に震えるだけの毎日だ。
外には怪物がいる。窓を引っ搔く音が聞こえる。
私を探しているのだ。だが私に何ができる?
ただ手の中にあるこの無意味な1枚のチケットを、とりつかれたように見つめるしかない。
父親の言うことを聞くべきだった…緑の目の男の忠告に従うべきだった。
チケットを使えば、このみじめな場所を離れることができたのに。
塔さんも私もとんでもない愚か者だ。
グズグズと居残ったせいで、もう一生ここから出ることはできない。
彼らはここにいる。
私を引きずってでも、鉱山へ、あるいは他の坑夫たちが行った場所へ連れて行くだろう。
逃げることはできない。
これは運命だ。
老人


老人
私たちは友達だった。
サリーは私のことを好きでいてくれた。
一緒によく遊んだ。
でも今は、彼女もみんなと同じように意地悪になってしまった。
これも全部、私のせい?
私ってやっぱり、ただ泣き虫でつまらないバカな子なのかも。
だからこんなところへ来てしまったんだ。
だからオバケたちは私を食べようとしてるんだ。
いじめっ子やサリーのことは、考えないようにしてる。
でも何かを考えないようにすると、それがこのおかしな本の中に出てくる。
親切なおじいさんに「助けて」って頼んだ。
とても優しい人よ。
彼と一緒にいると、家に帰ったような気持ちになれる。
おじいさんは「できるだけ姿を隠して待ってなさい」って言った。
ここにいるべきなのは、私じゃないって…
あっちへ行け



あっちへ行け
サリーは今日私と一緒に下校してくれるって言った。
サリーと一緒に帰れることが、すごくうれしかった!
私たち2人だけだと、サリーはとても親切。
でも他の人がいると、私に話しかけてこない。
彼女がバス停で私を待っていたから、走って行ったら、彼女は微笑んで手を振ってきた。
でもそのとき、道の反対側にいたサリーの友達が、彼女の名前を呼んだ。
そしたら、彼女の顔から微笑みが消えた。
サリーの友達はいつもどおり、私を「ハナタレ野郎」って呼んで、サリーに「ゲームセンターへ行こう」って言った。
サリーは私と一緒に帰るはずだったのに、友達と一緒に行くって…
「どうして?約束したのに!」って彼女に向かって叫んだら、
サリーは私を突き飛ばして「あっちへ行け」って言った。
彼女の友達に笑われた。
また涙が出てきた。私はいつも泣いている。
サリーは本気でそんなことを言ったの?
もう家になんて帰らないほうがいいのかも。
本当はどこかに行ったほうがいいのかも。
自業自得


自業自得
全部自分たちでまいた種だ。
兆候があったときに手を引くべきだった。
でも私たちは盲目だった。
欲に負けて何も見えなくなっていた。
自分で言うのもなんだが、私のような聡明な者がベゼルウッドにいるのはなぜだ?
こんな薄暗い町に何の用がある?
その答えは簡単だ。
本当に重要なのは場所ではなく、そこで何が行われるかだ。
トリニティカレッジのおかでげ、ニュートンは人目を気にせず好きなだけ研究できた。
ベルンの退屈な特許事務所がアインシュタインにひらめきを与え、
ニュートン力学を覆す新しい理論が生まれた。
重要なのは場所とそこで働く人だが、前者がより深く影響することもある。
私の場合は特にそうだった。
血のように赤く光り、邪悪な雰囲気を漂わせるあれは、
まるで古代の忘れられし神々からの不浄な贈り物のようだった。
我々は単に「レッドクォーツ」と呼んでいたが、
それはあの石が持つ異次元的なエネルギーから世間の気を逸らせるためだった。
私のような聡明な者なら、あの石の中に化石燃料を使わない未来が見える。
空飛ぶ車や弾丸のような速度で走る列車が…
だが精神保健課の報告書を読んで、気持ちが動揺した。
余りにも多くの鉱夫たちが、原因不明のうつ病や、それよりもっとひどい症状を患っていた。
問題を理解しようと、私は山に関する伝説を調べてみた。
そして私は、くだらない怪談話を見つけた。
だがおかしなことに、分析的な私の脳は、その階段の奥にある真実を認識した。
レッドクォーツがどのように作られたかがそこには書かれていた。
私たちは、恐ろしい力をもてあそんでいたのだ…
他のことと同様に、それに最初に気付いたのは地元民だった。
鉱夫たちのように壊れた人々がいて、彼らは行方不明になっていた。
「山は腹を空かせていた」という恐ろしく不吉な記述もあった。
山は恐怖心を…姿をくらました者たちへの恐怖心をエネルギーにしている。
山は「恐怖の祭典」とでも言うべき別の現実を作り出し、人々を閉じ込め、永遠の苦渋を与えた。
その力に飲み込まれると、人は山の一部となり、命の心髄が吸い取られ…それがレッドクォーツになるのだ。
これはすべて事実だ。
重力の存在と同じぐらい、その真実性を疑う余地はない。
同僚達には警告した。
だがもちろん無駄だった。
彼らは年齢のせいで私の精神にガタが来ていると考えた。
私がそれを認めないと。私はクビになった。
だから仕方なく、私はあの火事を起こした。
あの呪われた鉱山からベゼルウッドの人々を助けることを思えば、小さな代償だ。
そう思っていた。
だがトムの尽きることのない強欲さには驚いた。
連中は町を一から立て直した。
谷の反対側に町を移し、鉱山を再開させようとした。
私のしたことも、痛みも破壊もすべて無駄に終わった。
ベゼルウッドの住民は今も危険にさらされたままだ。
もはや私に出来ることは何もない。
私は山に閉じ込められ、山が人に何をするかをこの目で見た。
山の腐敗した心を目の当たりにした。
これまで人生で犯してきた過ちのすべてが、今私を苦しめている。
あの火事で死んだ人たちへの究極の償いをする時が近づいている。
燃え盛る炎が近づいてくる音が聞こえる。
罪滅ぼしの時が来た。
檻の中(屋外エリアのカウントだが体育館攻略の途中で回収)



檻の中
何だこれは?どうしてこんなところに?
昨日もいつもと同様ひどい一日だったが、少なくとも私を生きたまま食べようとする怪物が町を走り回ったりはしていなかった!
だが、今日私は、この地獄のような悪夢の中に閉じ込められている。
そこらじゅう灰だらけだ。
それに…月がない?
昨日は満月だったのに、今日は月の欠片すらない!
だが…こうなったのはいつからだ?
私は未来へ送り込まれたのか?異次元世界にいるのか?
みんな怪物になってしまったのか?
私は実は昏睡状態で、これはすべて夢なのか?
どういうことだ…何も思い出せない!
ここから脱出したいが、この狂気の沙汰の実態もわからないのに、どうやって抜け出せばいい?
もう何を考えたらいいかもわからない。
逃げ道がないことは確かだ。
車は動かないし、電話もつながらない。
走って逃げようとしたが、どれだけ進んでも、振り向くと町から1マイルも離れていないところにいた。
きっと私は檻の中にいるのだろう。そうに違いない。
何かが私をこの奇妙な檻に閉じ込め、苦しむ姿を見て楽しんでいるのだろう。
そいつは私が死ぬまで苦しませるつもりだ。
あるいはもっとひどい事態が待っているのかもしれない。
まだケーブルカーを試すという道は残されている。
チケットの断片はポケットの中だ。
どこで手に入れたかは覚えていない。
もし誰かが私のために残しておいてくれたなら、それはヒントなのかもしれない。
怪物に捕まらずに、ケーブルカーまでたどり着けたら、自由になれるかも…
まだチャンスはあるのかもしれない。
岩の人々


岩の人々
ここはまったく狂っている。
だが少しずつ様子がわかってきた。
すべてはまさに悪夢だ。
奇妙な目に見つめられ、悪魔のような怪物においかけられている。
しかしここには岩の人々もいる。彼らは怪物じゃない。
岩の人々は…知性のないあの怪物たちとは違う。
この悪夢の中に住んでいる者は、ほとんどみんな私を殺そうとしているが、彼らは…まず彼らは動かない。
だからじっくり観察することができた。
そしてわかったことが3つある。
それを知って余計恐ろしくなったが…
そう、3つだ。
まず1つ目は、彼らの近くで耳を澄ませて初めてわかったのだが、彼らは息をしている!
彼らはどういうわけか岩の中で生きていて、何か奇妙なことをささやいている。
彼らは私と同じく、現実世界の人間ではないだろうか。
そして何かにひどく苦しんでいるようだ。
2つ目は見ればすぐわかることだった。
彼らはみんな本を一冊持っていて、中にはわけのわからないことが書いてあるが、
あの本は彼らの思考ではないだろうか…例えば、何らかの魔法で彼らの考えていることが本に姿を変えたとしたら?
突拍子のない推論だが、その可能性はある!
まず、あの本はとても古いものに見える。
古代の書物とでも言えそうな、何千年という古さだ。
だがその中には、トムのことや鉱山のことなど、最近の出来事が書かれている。
それに手書きではなく、印刷されているのはなぜだ?
しかも記載は1冊に1つしかない!これが日記のはずはない!
このすべての混乱を巻き起こしている闇の力が、人々の記憶を本にしているのだろう。
そうに違いない。
そして3つ目は…チケットの断片だ。
岩の割れ目から、彼らがみんな紙切れのようなものを持っているのが見えた。
何かはわからないが、ケーブルカーのチケットの一部だと思う。
私も1枚持っているが、どこで手に入れたかは覚えていない。
そのことが一番恐ろしい…というのも、私と彼らの共通点がそのチケットだからだ。
どこかに捨てようかとも思ったが、どうしてもできない。
何か大切なもののような気がする…
もう何が何だかわからない。
こんなところで死にたくない…それに岩なんかに決してなりたくない。
だが…どうして頭から離れないことがある。
もしも…もしも自分が岩になったら…私に関して書かれた本が現れるのだろうか?


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